料理をしていて思うこと

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こんにちは、のだめです。最近料理を始めてから楽しいとは言えないまでも台所に立つことが苦痛ではなくなってきた今日この頃です。スーパーで野菜などを買って料理をしているときにふと思うことがあります。

「一番初めの人はなぜこれを食べようと思ったのか」

そんな疑問がぽっと沸くともう気になってしまい手がつかないことも。

先日、焼肉が食べたくなり野菜も買ってきたのですがその中にあったのがかぼちゃでした。かぼちゃを切って中のタネをくり抜いて、すぐに火が通るように薄切りにしてという工程で、

『こんなに硬いカボチャをどうして食べようと思ったのだろう?』

とふと思いました。今でこそ火を通したら美味しいことも、煮物はもちろん茹でてホクホクにして食べても美味しいし、すりつぶしてスープにしても美味しいと、いろいろな調理法がありますし、かぼちゃが美味しいということは知っています。けれど、カボチャを初めて見た人が、こんなに硬いかぼちゃをどうして食べようという気になったのか、不思議だよねって話です。

果物のりんごやみかんを初めて食べた人が「甘くて美味しい」という理由からそれ以後食べ始めるようになった、というのは食べる理由としては理解できるんです。

でもかぼちゃを初めて食べた人はきっと生で食べたと思うんです。めちゃくちゃ硬いかぼちゃにかぶりついて、ボリボリボリと。美味しかったのかな。かな。

 

ピーマンを切っているときに上のふさをくり抜いて、中の種子をスプーンでくり抜いて皮を細切りにして炒めたりして使うわけですが、ピーマンを初めて食べた人は

「うぉお、なんだこれは!うまい!」と思って食べたのかなぁ

ピーマンは子供が嫌いな野菜でアンケートをとると大体トップ10に入るくらいに嫌われています。皮ごと丸々かじったら中には種しかないわけですよ。皮を料理に使おうという気になった人はすごいなぁと思うわけです。私はピーマンは生でも食べるくらい好きな野菜なので、食べられることに感謝ですが。

 

もし私が見たことのない食べ物を口にしたとき、「甘い」と感じるものや「塩味」があると感じるものについては継続して食べるような気がします。逆に硬かったり、苦かったり、例えようのない味だったりした場合にはそれきりで以後食べないような気がするんです。

なので、カボチャをはじめて食べはじめた人はすごいなーと素直に感心するわけです。

同じくピーマンも、皮を食べようとした人はすごいなーと思うわけです。

トマトやみかんなど甘くて美味しいものを食べた後にピーマンをもし食べたとしたらまず

「あれ?トマトと違って中スカスカだな」と思うと思うんです

「みかんとちがって甘くないな」とか

そこから「よし、皮を食べたら健康的だ」とは絶対に思わないような気がするんですよね。

なのでピーマンを食べ始めた人はすごいなーと。僕は大好きですが。

そんなことを考えるとお米なんかももう不思議な食べ物です。今でこそ稲穂を見れば「あぁ、これから収穫してきっと美味しいだろうなぁ」と思えますが、お米を初めて食べた人はきっとお米の殻ごと食べたと思うんですよ。

収穫して乾燥・もみすりを行い選別・精米をしてお米を食べる

こういう手順ではきっと食べなかったと思うんですよ。もしかしたら収穫した殻がついた状態でもものすごく美味しかったのかもしれません。当時のことは知る由もないですが、

「お米うまあああい」となったことに不思議感がたまりません。

 

そんなことを考えながら最近は料理をしています。結局答えは見つからないままなのでウィキペディアでそこそこの回答のようなものを読んで、中途半端に理解したあたりで料理が出来上がります。ご飯食べたら忘れるわけです。「ごちそうさまでした」のだめでした。