遅刻魔だった私が寝坊しなくなった理由

こんにちは、のだめです。寒い日が続いていますが皆さんは寝坊したりしていませんか?布団から出るのが億劫で二度寝三度寝と贅沢したい気持ちで一杯になります。布団の中でぬくぬくと暖まっていたらそのまま転寝してしまい、気がついたら遅刻ギリギリ…なんてことはあるあるかもしれません。

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そんないつまでも布団から出たくない日が続いていますが、私は昔、二度寝三度寝では済まないほどの大の遅刻魔でした。よくクビにならなかったなと思うくらいです。上司から「次寝坊したらクビ」そう言われた翌日、見事に私は寝坊しました。なぜかクビにはならなかったものの、その会社を辞めるまで『のだめは時間にルーズなやつ』というレッテルを貼られてしまいました。しかし断言出来ますが、『寝坊は治ります』。今日は寝坊の常習犯だった私が寝坊しなくなった原因について記事にしてみたいと思います。

半年で18回遅刻してクビ宣告

当時私がまだ20代だった頃、パソコンのオンラインゲームにハマってしまい自分の生活の8割以上パソコンゲームに費やしていた時期がありました。仕事が終わり帰宅してそこから寝る間も惜しんでゲーム。明け方出勤時間が近づいてきてちょっと仮眠…のつもりがガチ寝してしまい大遅刻。そんなことの繰り返しでした。今思えばどうしてこんなにのめり込んでいたのだろうと思うのですが、当時はゲームが楽しくて仕方がありませんでした。

一般的に寝坊する原因としては次のようなものが挙げられます。

当時の自分の生活を振り返って考えると、当てはまるのは睡眠不足ですね。明け方まで寝るのを惜しんでゲームすれば睡眠不足にもなるというものです。当時の上司は私の寝坊癖を改善すべく奮闘することとなります。

1回寝坊するたびに1500円の目覚まし時計を買わされた

あまりにも寝坊が治らないことに、私自身も寝坊して遅刻することには罪悪感を感じていました。ある日いつものように寝坊して出勤すると上司に呼び出されました。

「ほれ。目覚まし時計だ。1個1500円」

と、100円ショップで売ってそうな時計を渡されました。

こうして寝坊して遅刻をするたびに目覚まし時計を買うという約束をさせられました。

この日から私の家にはこの時計が少しずつ増えていくことになったのです。

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1500円という安いとも高いとも言えない絶妙な価格設定だったため、あまり金銭的な痛手は感じなかったものの、日に日に目覚まし時計がひとつ、またひとつと部屋に増えていく様はあまり心地よいものではありませんでした。とは言いつつも私は半年間で18回寝坊してしまい、私の家には目覚まし時計が19個になっていました。

当時私は律儀にもこの目覚まし時計19個全部にアラームをセットしていました。時計の上部をタップしないと音が鳴り止まないタイプです。ベッドの周りだと音を消してしまう恐れがあったため、起き上がらないと音を消せないようなところに目覚まし時計を置いてみたりしてました。しかし、この多すぎる目覚まし時計のせいでトラブルが起きます。

隣人トラブルです。考えなくても分かることですが早朝の6時に目覚まし時計19個が音量最大で鳴り響けば隣人もびっくりします。ジリリリリリリリリと延々と鳴り続けるワケですから。しかも当人である私は起きない。さすがに大家さんや警官も出動するちょっとした騒ぎになりました。

それは突然やってくる

この寝坊癖、もしかしたらこのまま一生治らないんじゃないかとも思ったのですが、ある時を境に無くなります。

上司も私がゲーム大好き人間だということを知っていたため、強制的にゲームが出来ないような環境にしたら治るんじゃないかと次なる手をうちました。

それは責任ある立場になり仕事を任せることでした。

普通に考えれば大の遅刻魔である私が、役職が上がるなんてあり得ないのですが、発想の逆転で立場を上げて仕事に責任感を持たせることで変わるのではないかと思ったらしいのですが、この策が見事に自分にはハマったというわけです。

もともと中途半端が嫌いな性格もあり、やりだしたらとことん一直線。仕事を夜遅くまでやって帰宅という生活が数ヶ月続くうちにだんだんとゲームをしなくなりました。はじめのころは夜遅くに帰宅してもゲームをしていたのですが、絶対に遅刻できない状況にもなっていたためしっかりと睡眠時間を取るようになっていき、ゲームからはなれていったのでした。

※絶対に遅刻できない状況のうちのひとつに会社の鍵を預かることがありました。私が出勤しないと会社を開けられないため、絶対に遅刻出来なくなったわけです。

人の身体は習慣で変化する

数ヶ月にわたってゲームを満足にできない状態になったことで、いつのまにか廃人のようにのめり込んでいたゲームを進んでやりたいと思わなくなっていました。こうして22時頃に寝て6時に起きるという生活が身体に染み付いていきました。大体半年ほどで体が順応していき、22時すぎると眠くなる身体になっていました。身体が睡眠のリズムを覚えたあたりからピタッと寝坊がなくなりました。それが大体半年だったわけです。

身体が覚えると目覚まし時計はいらなくなる

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今から何年も前のことですが、あの頃に身体が習慣化したおかげで今では目覚まし時計はかけなくても大体同じ時間に目が覚めるようになりました。アラームをセットしている時でもアラームが鳴る直前に自然と目が覚めるようになりました。今では大体0時に寝て、5時半には目が覚めます。寝足りないなという時はお昼寝を20分ほどしたりして体内バランスを取れるようになりました。

こうした体内時計が整えられるようになるには一朝一夕にはいきませんが、半年、1年単位の長いスパンで身体に慣れさせていくのが負担がかからないのではないかと思います。一旦体が覚えてしまえば、簡単には体内時計は崩れなくなるでしょう。

まとめ

寝坊癖が治らず、前職では仕事を辞めるまで「のだめは寝坊するから信用できない」とか色々いじられたものですが、何度も何度も寝坊をしても諦めずに寝坊癖を治そうとしてくれた上司がいてくれたことは、大変幸運だったと思います。寝坊しすぎて会社をクビになるどころか仕事上の立場を上げてしまうという普通ならやらないような方法ではありましたが、見事に寝坊がなくなったわけです。

ですからもし寝坊癖が治らないと悩んでいらっしゃる方に伝えたいことがあるとするなら、

「だいじょうぶ、寝坊グセは必ずなおります」

そう伝えたいと思います。あとはその時がいつやってくるかということだけだと思います。私のように周りの人から変わるチャンスがもらえることと言うことは稀なケースかもしれませんが、寝坊は必ず治りますので焦らずに改善を試みてください。寝坊が治れば生活はもっと豊かになり、時間をもっと有意義に使うことができるようになると思います。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。のだめでした。