台風の報道を見て改めて今と昔の差を感じました。

おはようございます、のだめです。

 

週明けから出張で中国地方に来ているのですが、まさに昨日の台風直撃に恐怖を感じつつ業務は午前中で終了となり、ホテル待機となりました。

 

今日は大阪の被害状況確認のため、視察に向かうところです。

 

夕方から夜、そして今朝、テレビをつけるとどの番組も台風の被害についての報道でした。

 

台風の報道を見ていて思ったのが、昔に比べて、ライブ映像が増えたということでした。

 

私が子供の頃、世間の情報というのはテレビが報道する情報が全てに近いものでした。

情報、ということでいえば、テレビの報道+近所の人たちから入ってくる情報というのがほとんどでした。

 

私が20歳の頃、ちょうどインターネットが普及し始めた頃、ネットの掲示板などを介して、こういった災害情報というのも耳にすることが出来るようになってきましたが、リアルで起こっているその情報も、文字でしか知ることが出来ないままでした。

 

掲示板に「うあ、これはやばい」と書かれていても、本当のやばさというのは伝わってきませんし、目の前にその情景が見えてこないので、情報は入ってくるけど、その情報が正しいものか間違ったものかがわからないことも多々ありました。

 

そして、今回の報道を見てあらためて思ったのが、全国各地にいる「視聴者による情報提供」です。

 

テレビ局各社、現地にリポーターを派遣して、現地の状況について逐一報告してはいますが、そのリポートというのは、台風の強さだったり、被害が起きた後の情報だったりします。

 

視聴者提供の情報というのは、視聴者自身がまさに「それ」が起きた目の前にいることから、昔に比べてはるかに被害が起きる瞬間に何が起きているのか、ということが分かるようになりました。

 

各報道が報じるにあたって、どこで被害があるかや事故が起きるかについては予測のしようがありませんが、被害が起きる瞬間、事故が起こる瞬間、その場にいた視聴者がリポーターとして動画を撮影することで、まさに今この瞬間に起きていることというのが分かるようになってきました。

 

SNSが浸透していくことで、このようにまさに今何が起きているのかということがはっきりと分かるようになってきたことで、報道よりも早く情報が出回るようにもなってきました。

 

SNSがこういった情報においてはメディアに先行し、遅れて災害のまとめ的に各地の状況を整理して報じられているような感じです。

 

情報の拡散、現実に起きている、その瞬間の映像を見ることが出来るようになったことというのは、ネット社会が浸透しているとも言えると思います。

 

昨日、関西空港が冠水と移動網分断により孤立化し、電気も通らない状況となりました。

昔であれば、このような状況に陥れば、情報を報じる手段がないので、人の立ち入りが出来るようになるまでは、中の状況は全くわからない状態で、情報もほとんど報じられることはなかったと思います。

 

SNSのおかげで、まさに中にいる人たちが情報を発信することで、孤立化した内部の情報を知れるようになったことは言えると思います。

 

実際にテレビを見ていても、報道で流れてくる映像に結構な割合で「視聴者提供」というテロップがつけられ、まさにその瞬間に立ち会っている人からの情報を目の当たりにする状況が生まれました。

 

なにもかもが終わって、「実はこうでした」から

 

今まさにその状況の中で、「今こうなっています」が分かるようになったというのはかなり大きなことだと思います。

 

いつ、何時、自分が同じような場面に出くわすとも限りません

 

そうなったときに、しっかりと自分に起きていることや、周りで起きていることをしっかりと見てもらうことができるように、SNSをはじめようかな、と改めて思ったのでした。

 

7月の西日本豪雨や今回の超大型台風の直撃を対岸の火事とせず、いつ自分にふりかかってくるかもしれないという危機感と、そうなったときに周りに発信する手段というのをしっかりと備えておく準備も必要だと感じました。

 

台風一過により今日は真夏日の予報です。熱中症には気をつけて過ごしていきましょう。

 

それでは、今日も素敵な1日となりますように、のだめでした。