今の状況に酷似したコンテイジョンから学ぶべきこと

こんにちは、のだめです。外出を控えるようになって自宅で過ごす時間が増えている今日この頃ですが、インターネットで「コンテイジョン」という映画が今の状況と怖いくらいそっくりだというレビューを見て気になりみてみました。

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映画を最後まで観ると感染源がほんの些細なことからはじまっていることが分かるのですが今の状況はこの映画のストーリーをなぞっているように思えるほど酷似しています。ですからウィルスの感染がこのまま拡大したちょっとした未来を垣間見るにはちょうど良い映画だったと思います。公開されたのが2011年なので今から9年も前になりますが、その映画ですら今のウィルスの蔓延をここまで的確に描写しているのが少し恐ろしくもあるわけです。唯一この映画の悪い点を挙げるとすれば、

  • 100分で収まる内容ではなかった

これに尽きると思います。これが映画ではなくて数回分のドラマ仕立てであったら、中身がしっかりと詰まった内容に仕上がっていただろうな、と思えるものでした。

最初の30分でウィルスの感染拡大の恐ろしさを描きつつ、後半シーンに入ると、あれ?あれ?という間に物語が進んでしまいます。なんというかはしょりすぎでした。レビューを見ても大勢の方が「後半の内容がスカスカ」のような評価を下していましたが、前半部分の描写が今とそっくりで現実味を感じさせてくれました反面、後半部の手抜き加減が露骨に際立ってしまいました。

現在テレビの報道などでも目にするようになった方もいると思いますが、「R0(アールノートまたはアールゼロ)」についての説明です。

R0とは基本再生産数と呼ばれ、1人の患者が何人に感染を広げる可能性があるかを表した数値となります。

R0>1の場合

突発的な流行や感染拡大の恐れあり

R0=1の場合

流行はしないけどなくならない

R0<1の場合

感染症は終息していく

これを理解してR0にするために現在外出自粛が求められているわけですが、映画の中でもR0にするべく外出自粛が各地で敷かれます。

このあとに映画ではワクチンが出来上がるわけですが、100分で収めるには時間が足りずこの工程がはしょられてしまったわけです。映画の内容としては今の状況と全く同じなので、映画内容と同じような最悪の状況にならないような行動をしたいと考えさせられました。

今、私たちに求められているのは1日も早いコロナ禍からの収束です。R0は1人だけの行動では抑制できません。私たちひとりひとりの行動が未来を変えると思います。今、自分にできることをやる、その気持ちを持ってGWは過ごしていきたいですね。のだめでした。