へやがのだめのブログ

転職後の配属先が自分ひとりの職場でした。右も左も分からない土地で、孤独だけどそこそこ楽しい生活が始まりました。

仕事の後は仕事だぜ!というパチンコが流行ったときに、仕事の前に仕事人が来て仕事を終えてしまっていたというなんだかややこしいお話。

おはようございます、のだめです。

 

今日は表題にも書いていますが、昔、必殺仕事人というパチンコがホールに出て大ヒットした時期がありました。

今回はそんなシゴトニンにまつわるお話です。本家の必殺仕事人とは全く関係ありませんので、悪しからず。

 

「仕事の後は仕事だぜ」という文言は、CMでもやっていた時期があるので、パチンコファン以外でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

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ちょうどこの仕事人がホールにデビューしたのが今から約17年前、そこからみるみるうちにどのお店も導入するようになり、大ヒット機種の仲間入りを果たし、シリーズ化されるにまで至りました。

 

こちらは、本家本元の「仕事人」になります。

 

もう一つ、これもパチンコをしたことのある人ならば一度は聞いたことがあるかもしれない言葉で、「ゴト師」というのがあります。

 

聞いたことがない方に、簡単に説明すると、

 

ゴト師:ゴトとは、パチンコやパチスロにおいて不正な方法で出玉を獲得する、いわゆるイカサマのことで、ゴト師とは、それを行う者のことを言う。ゴトの由来は、「仕事」から来ている。裏稼業において「仕事」といえば、ゴト行為のことを指す。ゴト行為としては、台に不正部品を取り付けたり、体感機の使用、釘曲げ、磁石など多岐にわたる。

(引用:Wikipedia他一部引用)

 

ということになります。

 

パチンコ店経営者側としては、一番来て欲しくない人たちになります。

 

正攻法で台を攻略する人たちを、プロと呼んでいましたが、不正な手段で出玉を出すので、店としても警戒対象となっていました。

 

ただ、どんなに警戒しても、彼らはやってきます。来るときは、いつも予告なくやってきて、最悪誰にも気づかれないうちにゴト行為をされて出玉を出されていた、なんてことも日常的にありました。

 

私が働いていた時も、何度もゴト師と遭遇していました。

 

なので、やられるのはしょうがない、と割り切って、やられたときにいかに迅速に察知して被害を出さないようにするか、ということが求められていました。

 

そんな嫌われていたゴト師ですが、私がパチンコ店で働きはじめて数日経った頃に、とんでもない事件が起こりました。

 

私の働いていたお店では、パチンコ台の電源は事務所の一括ブレーカーを通していたので、電源を入れるときは、事務所のブレーカーをOFFからONに入れ直します。

 

すると、数台ずつ一斉に電源が入り、大音量でアラームが鳴り響きます。

電源を入れるとアラームが鳴る、というのはどのパチンコ店でも開店前には必ずあることだと思います。

 

ウチのお店では、電源をONにすると、10台ずつ台の電源が入っていきました。

10台ずつ電源が入るたびに、ものすごいアラーム音が1分程鳴り響くので、電源を立ち上げてから、全ての台の電源が立ち上がるまで約5分ほどは、開店中と同じくらいの音量が鳴り響きます。

 

事件が起こった日、まだ私は入社して数日だったので、パチンコ台のガラス閉めの作業を行なっていました。

 

毎朝、パートさんがパチンコ台のガラスを1台ずつ拭いていくのですが、拭き終わった台からガラスを締めていきます。

 

パチンコ台は数百台もあったのですが1台1台しっかりとガラスを閉めていきます。

ガラスを閉めている途中で電源が入ったりすると、鼓膜が破れるんじゃないかっていうくらいのアラーム音が両耳に突き刺さるので、かなりきつい作業になります。

 

この日もガラスを1台1台閉めているときに、台の電源が立ち上がりました。

 

「うわぁ、いつもより早く電源入ったなぁ。まだ全然ガラス閉め終わってないよ・・・」

 

と思いながら、ガラス閉めをしていたのですが、ちょうどホールの壁側に設置している台のガラス閉めをしていたとき、自分の目の前のパチンコ台が1列まるごと電源が入りませんでした。

 

全ての台の電源が入った後も、自分の目の前の1列だけ台の電源は消えたままです。

先輩スタッフに、

 

「先輩、あそこの台だけ、電源がついてないので、確認お願いします」

 

と伝えました。

 

台の電源が入らないままでは、開店出来ませんから、報告をしたわけです。

 

すると、その先輩スタッフは、どれどれと言いながら

 

パチンコ台に鍵を差し込んで、台を開けました。

電源が入っていないパチンコ台を1台1台開けていき、壁側の10台を開け切ったときに、先輩スタッフが

 

「!!!なんてこった!まずいまずい!一大事だ!」

 

と叫びながら、管理者を呼びに行ったのです。

 

私は何がまずいのかわからないまま、先輩スタッフが叫んだ台のところに行って、台を見てみると、

 

台のさらに奥側、本来お店の一番外側の壁になっているはずの部分が、ぽっかりと壊されていて、人が出入りできるほどの大きな穴が出来ていたのです。

 

まさに、前日の夜、閉店してから深夜、早朝と人が誰もいない時間を見計らって、ゴト師たちがお店の壁に大きな穴を開けて侵入し、パチンコ台についている基盤だけを抜き取っていたのでした。

 

その抜き取られていた基盤の台は、当時全国的に大ヒットしていた「海物語」と言われる台の基盤でした。

 

ゴト師たちは、その基盤を不正改造し、どこか他の店で取り付けるための部品として、当時防犯体制が万全ではなかったウチの店を狙って来ていたのでした。

 

その日から、しばらく、その10台はベニヤ板が貼られ、調整中となりました。

基盤がなく動かすことができないので、当然です。

 

ここまで大胆なゴト師は15年働いていた中で、その時だけでした。

 

防犯カメラも当時はつけていなかったので、結局ゴト師がどれくらいのグループだったのかなど、一切分からないままでした。

 

まさにタイトル通り、(僕の)仕事の前に仕事人(ゴト師)がお店に来て仕事(ゴト行為)を終えてしまっていた、というお話でした。

 

自分が管理職の立場でいたら、この失態はまさに切腹ものだったと思います。まだアルバイトでよかったです。

 

そんなわけで、ゴト師というのは、いつも忘れた頃にやってくる、いやーな人たちということで、パチンコ店で働く人たちからは嫌われた存在だったというわけです。

 

ということで、今日も1日頑張りましょう、のだめでした。