マイナンバーカードの暗証番号が分からない場合は役所で再設定ができます。

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こんにちは、のだめです。連休前にマイナポータルから給付金申請をしようとしたのですが暗証番号が分からず申請ができませんでした。役所で番号の再設定ができるとの情報を得て連休前日5月1日に区役所に足を運んだのですが、まさかの150人待ちと言われ手続きを諦めました。連休が明けて5月7日はきっと多くの人が役所にくるだろうと予想して8時前に役所に到着し、いわゆる開店待ちをすることに。8時と同時に役所内に通されて番号札をもらったのですが、番号札は15番目でした。始業の8時30分になったときに待ちの人数を見てみるとすでに番号札は80番ほど。「うわー、早くきて良かった」そう思いました。

始業のベルがなると同時に番号順に受付に呼ばれて行きますが、私の前の14人中8人がマイナンバーの暗証番号設定受付に来ていました。15番目だからちょっと待つかなとも思ったのですが、思ったよりも早く自分の順番になり担当の方と暗証番号の設定をすることになりました。

マイナンバー暗証番号再設定時の主な流れ

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マイナンバーカードの暗証番号忘れちゃったみたいで」

『暗証番号ですね。4桁ですか?6桁以上のほうですか?』

「6桁以上の方です。4桁は覚えています」

『分かりました。こちらの用紙に必要事項を記載してお待ちください』

「できました」

『6桁の方ですが、、現時点ではお客様のカード情報には紐付けされていないので、おそらくカード作成時に設定自体していないのだと思います』

「そうなんですか。ひもづけには時間かかりますか?」

『いえ、すぐに終わります。4桁の番号と6桁以上の番号を入力してください』

「番号入れました」

『最後にもう一度だけ6桁以上の番号を入力してください』

「入力しました」

『はい。これで再設定は終了ですよ』

「え?これだけですか?思ったより簡単でよかったー」

『ただ、現在データ処理が膨大になっているのでデータ更新に時間がかかることがあるため、給付金の申請は午後からお願いします』

「分かりました。ありがとうございました」

手続き開始から手続き終了まで、時間にして5、6分程度と見ておけばいいと思います。

マイナンバーの暗証番号を忘れた際に必要な書類や持ち物など>

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証(パスポートなどでも可能)

この2点だけで大丈夫です。運転免許証など顔写真付きの証明書が無い場合には健康保険証や銀行口座通帳、年金手帳など自分を証明できるものが2点以上必要になることがあるので、免許証がない方は事前に確認しておいた方がいいです。暗証番号の設定などマイナンバーの手続きに関しては基本的に当人の立ち会いが求められるのでこちらも覚えておいた方がいいと思います。

マイナンバーカードと免許証を提示した後に、担当者から暗証番号再設定に必要な用紙を渡されますので、こちらにも必要事項を記入します。この用紙は受付開始時に記入となるため事前記入ができないのですが、記入事項に関しては

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 連絡先
  • 暗証番号再設定欄にチェックを入れる

以上を記入するだけですので記入自体にかかる時間は5分もあれば十分です。こちらの用紙記入時に担当者がマイナンバーカードと免許証のコピーを取りに行きます。その後に新しい暗証番号をタッチパネルに打ち込んで設定終了となります。

設定終了後、待合を見てみると大量の待ちが発生していた

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写真はイメージです

担当者に呼ばれて実際に再設定にかかった時間は10分かかっていないと思います。しかし設定が終了して席を立ち上がって後ろを振り返ると、ほんの10分前の光景よりもさらに大勢の人が役所に詰めかけていました。連休後だからきっと人が多く集まるだろうと予測はしていましたが、自分の想定を遥かに上回る人たちが役所に詰めかけていたのでした。ふと、待合人数が表示されている電光掲示板に目を向けると、すでに待機人数の表示が3桁目前にまで迫っていたのでした。

この待機人数は役所で受付を待っている人数ではなく、マイナンバー関連で待っている人数です。ほんの少し早く役所に来て並んだおかげで早く対応してもらえましたが、ほんの10数分の間に大勢の方が役所に来ていたことを考えると、マイナンバー関連で役所での手続きが必要な方はいつもよりも気持ち早めに行く方が良いと思います。

給付金申請が可能になる前の所持率は15%だったけれど

給付金がマイナンバーカードで申請が出来るようになる、という報道がされるより前に「こういうときにこそマイナンバーカードが使えたら一気に普及率が上がる」と私自身も記事を書いていました。

マイナンバーカードを今回の助成金等手続きに使えないのか - へやがのだめのブログ

すでにマイナンバーカードを持っていた15%の人たちは、給付金関連のニュースを見たときには少なからず安堵した方もいるかと思います。もともとマイナポータルにも、今後役所等での様々な手続きが紐付けされて簡略化されること、一般企業との手続きもマイナポータルを通してできるようになる的なことが明記されてはいましたが、あくまで『将来的には』使えるようになるというだけあって、少なくとも喫緊で必要な身分証ではありませんでした。

しかし、今回のようにマイナンバーカードを所持していることで給付金申請が大幅に簡略化されるという恩恵がありました。このような事情から、現在全国の役所では多くの人たちがマイナンバーカードの申請をし始めたようです。マイナンバーカードを持っていてもメリットがないから誰もカードを取得しなかったわけですが、メリットがあると今回はっきりと国民に周知したわけですから、マイナンバーカードの普及率は75〜80%くらいにまで上がりそうな気がします。普及率がそこまで上がってくれば、今後国としてもマイナンバーカードを使ってできることを積極的に活用していくことも考えられます。

今回たまたま私はカードを所持していたことでマイナポータルでの申請が可能でしたが、暗証番号を忘れてしまうという、最もやってはいけない初歩的なミスを犯してしまいました。その際せってのために役所に足を運んだことで、マイナンバーカードの申請が大幅に増えていることを目の当たりにもしたわけです。今後も第2、第3の給付金が出る可能性があるため、現時点でマイナンバーカードを取得していない方はこれからでもぜひ申請手続きをした方が良いと思います。普及率が上がれば国を通して出来るほとが増えていくと思います。

また、現在こうしたかけこみ申請がものすごいため、役所はどこもおそらくかなり「3密」状態だと思いますので、早めに行って待機時間を減らしてみたり、混雑する時間を避けて来所するなど、出来るだけ「3密」を避けることは意識した方がいいかもしれません。今回はマイナンバーカードについての記事でした。以上、のだめでした。