「昨日のアメトーク見ました?」と職場の同僚のおじさんに聞いたところ、延々と野球トークが続いてほとほと困り果てた話。
こんにちは、のだめです。昨日の夜に録画したアメトークを今朝見ました。その話題をもって本日は出社しました。同僚(70)さんに
「昨日のアメトーク見ました?」と話を降ってみたところ
「アメト・・なんじゃ?」
「えっと、野村監督を崇拝する芸人さんたちのトーク番組なんですよ」と伝えると
「ああぁ、それな。知っとる知っとる」
「ノムさんって私は監督からのイメージしかないんですけど、すごい人だったんですね」
そんな切り口で無駄話が始まりました。あまり自分の趣味なんかを離さない方なのですが、野球はどストライクだったのか、話を振ったことを後悔するくらいに野球話で盛り上がりました。いえ、盛り上がっていたのは同僚のおじいさんだけで私はうんうんと頷くだけだったのですが、まさか1時間以上もこの野球話に付き合わされることになるとは思いませんでした。
野村監督の現役南海ホークス時代からの逸話を色々話してくれました。
『あれ、これは昨日芸人さんも言ってたネタだな。さすが知ってるんだなぁ』
現役時代の逸話から監督になってからの話、そこから息子さんの話題になり「カツノリは選手としてはイマイチだったけどコーチの方が向いていた」とか「親がすごい選手でも子供がそれを受け継いでいるとは限らないんだよなぁ」という話題になり、「桑田の子ども、マットじゃったか?あんなのがワシの子じゃったら、顔が変わるくらいにブチ殴るけぇの」とちょっとしたお子様非難の話題にもなり、少し言葉遣いが変わるほど熱が入りかけたところで、
「そういえば、黒い霧事件とか色々危ない事件もあったなぁ」と、私の全く知らないことも話し始めます。少し脱線し始めたので話題を戻し、
「そういえば倉敷って言えば星野監督ですよね。美観地区に星野仙一記念館ありましたよね」
「あぁ、星野も懐かしいなぁ」と思い出に浸る同僚おじさん。と、そこからプロ野球の選手から球団の話題になっていき、貧乏球団の広島カープの話になり、選手をじっくり育てる球団方針には頭が上がらないよ、という話に。
「広島がじっくりゆっくりと育ててきた選手をお金の力でぽんぽん引き抜いていく。どこの球団とは言わないけどな」と。
そこから、広島カープの黒田だけは途中でメジャーに行ったけど、「『必ず広島カープに戻ります』という言葉を残して実行した男気あふれるやつじゃった」とさすが野球ファンならではだなと感じたのでした。
「それはそうとのだめちゃんは、野球はどれくらい知ってるの?」
「えっとー、まずはパリーグ、ロッテ、ライオンズ、ダイエーホークス、オリックス、日本ハム、近鉄バファローズでしたっけ?」
「っかー!!バファローズなんてもうないやんか、今楽天イーグルスが抜けとるで。それとソフトバンクホークスな」
さすがに球団くらいは言えると思っていたのですが、言えませんでした。
「ちなみに、同僚さんはどこのファンなんですか?」
「え?俺?俺はどこもファンじゃないよ。そもそもあんまり野球は好きじゃない」
と、マシンガンのように1時間以上野球について語り尽くしたにもかかわらず、『野球はあまり好きじゃない』と返されたことにビックリしたのでした。
「うそうそw ソフトバンクよ 現役時代、好きなチームを答えて、取引先の担当の好きなチームが対立したチームだったことがあって、それで取引が流れたことがあるから、自分の好きな球団は言わないようにしとる」
と言われたのでした。とにかく話すのが大好きな同僚さん、今取引先への営業訪問も自粛ムードになる中事務所にいる時間が結構多くなってきましたが、この同僚おじさんがいるおかげで退屈ながら毎日楽しく過ごさせてもらっています。それでは今日もお仕事頑張っていきましょう。のだめでした。