ぬか漬けは放っておくと腐ってしまう

こんばんわ、のだめです。

ブログ書きたいなーと思いつつ結構忙しくて書けない日々が続いておりました。

倉敷に来てからというもの、毎朝3時半起床で家を出て夜21時に帰宅して、ベッドに突っ伏して寝るという毎日が続いておりました。ブログを書きたくても体力が持ちませんでした。

観光地で働くと、観光したくなくなる説

倉敷は昔の町並みが未だに残る美観地区をはじめとした、景観に恵まれた観光地となっております。2泊3日で観光目的で訪れるには、日頃の喧騒を忘れてゆったりとした1日を過ごせること間違いありません。ですが、そんな観光地区を巡る格好の時間帯、私は工場内に入り浸るわけで、倉敷にやってきたのに、美観地区をゆっくり歩くことも出来ず、暗い夜道の美観地区をウィークリーマンションへの帰路に突っ切ることをしていました。

美観地区は、昼間とは一変、夜になるとちょっとしたホラー空間と化します。街灯が最小限に灯される程度で、街並みが100年以上も前の家々が立ち並ぶので、その間を薄暗い街灯を頼りに突っ切るのは、本当に怖いです。

どうせ倉敷に来るのなら、こんな夜道ではなく昼間に歩きたいものです。

走れ!乗り遅れたら次は1時間後だ!の巻

職場があるコンビナート地帯の端っこにつながっている、水島臨海鉄道、いわゆるローカル線ですが、朝の通勤時、夜の帰宅ラッシュ時は15分おきくらいに電車は来るのですが、そのラッシュの時間帯を逃すと、電車は激減し、1時間に1本となります。

そして私が乗車する始発駅は、無人駅です。線路の横に吹きさらしの乗車口があるだけなので、朝夕は海岸から吹いてくる冷たい風に体の芯まで凍りつきそうになります。

都心で生活していた時は電車に乗り遅れても数分待てばすぐに次の電車が来るので、そこまで神経質にはならなかったのですが、ここでは1本逃すと吹きさらしの無人駅で1時間を過ごすことになるため、必死です。

時間を見誤って会社を出ようものなら、1時間待ちが確定するため、間に合うか微妙なときは、会社から30分猛ダッシュが続きます。そんな生活をしていたこともあり、体重は2kg落ちました。

 

うんこしたい!だがトイレがない!

無人駅なので当然といえば当然ですが、改札なんてものはありません。電車を降りる時に運転手さんに切符を渡して下車します。

無人駅なので、くつろぎのスペースは無限大と言えるかもしれませんが、自動販売機なんかあるわけがないですし、吹きさらしの中冷たい風にさらされるとたまにトイレに行きたくなるのですが、当然無人駅なので、トイレなんてあるわけがありません。トイレにどうしても行きたいときは、無人駅から15分かけて次の駅まで歩くしかありません。次の駅は、この臨海鉄道で一番利用者が多いためか、自販機も暴風設備のあるくつろぎスペースやトイレがあります。和式トイレですが。

出勤時や退勤時の急なうんこを避けるために、自然と食べる量が減りました。水分も最小限になりました。そんなわけで体重が落ちたのだと思います。

 

他人事だと思っていたブラック

ネットニュースなんかでブラック企業についての記事はこれまでに何度も読んだことがありましたが、どっちかっていうと他人事に思っていました。新横浜の生活は、孤独でしたが自由に生活ができていましたし。

本社に来て、それが幻想だったと思い知らされました。

始業は8時半ですが、早い人は7時前後には出社して仕事を始めます。まずは現場に馴染むために誰よりも早く来る!ということを始めたのですが、ひとりだけ早朝出勤するため、その人よりも早く出勤するために3時半起きになってしまいました。

夕方17時になると終業だよというチャイムはなるのですが、誰一人として帰りません。18時前後で帰ろうものなら「あー、こいつ帰るんだ」みたいな目で見られます。帰りますけど。そんなわけで「お先上がります」と言っても誰からも返事が来ません。

 

同じ会社とは思えない

現場とは別の部署でいつも会議が行われるのですが、そちらの部署では17時になると全員が「今日も1日お疲れ様でした〜」と言いながら17時10分には誰もいなくなります。現場で同じことしたら白い目で見られます。ですが、ここの部署の人は、残業する奴は仕事ができないから残業するという意識があるのか、現場で働く人たちを軽視してる感じがします。

 

なんのために呼ばれたのか、呼んだ本人すら分かっていない謎の会議が連日ある

ここが一番の問題ではなかろうかと思うのですが、上司から毎日のように「今からすぐに本部に来て」という連絡が入ります。

連絡を受けてから本部までは車ですっ飛ばしても軽く1時間はかかります。毎日のように「今すぐ来て」という連絡が入るので、

「これから会議とのことですが、今回はどういった内容なのですか」と一応連絡を受けた時にお伺いを立てるのですが、返事は決まって「いいから、すぐにこい」です。

なんか急なトラブルでも起きたのかと思い本部に行くと社長が待機していて、上司と上司の上司の3人で営業会議が始まります。私はその会議に同席していますが会議の内容についてはなんの説明も受けていないので発言権はありません。

「わたし、いる必要がある?」と思う会議にも呼ばれます。

 

今週は横浜でいくつか取引先との予定が入っていたのでそれに合わせて前後に予定をまとめて入れていたのですが、明日の予定の準備をしていると、またその上司から電話がかかってきました。

『明日、朝一で本部に来て。会議あるから』

「明日の朝一ですか。なんの会議ですか?」

『そんなの来ればわかる』

「いや、いけば分かるんでしょうけど、金曜日の会議の時点で来週は横浜で取引先との予定が立て込んでいるので、横浜に戻るということをお伝えしていますよね。それを分かった上で、明日の朝一、本部ですか?」

『重要な会議だから。朝一絶対に来い』

「重要な会議なのでしたら、こちらも準備が必要になることもあるかもしれないので、会議の内容を事前に教えてもらえませんか」

『だから、来れば分かるって言ってんだろ!』

 

とまぁ、こんな感じです。『来れば分かる』と言っている上司がおそらくいちばん何の会議をするか分かっていないと思うのです。

そして、私がその会議に出席したところで何か発言できるわけでもないこともわかっているのです。

それでも、社長の鶴の一声で「明日会議ね」と通達があれば、その上司はまっさきに「会議がある」ということ『だけ』を私に伝えてくるのです。

 

横浜から本部まで軽く4時間、現場から本部まで軽く1時間

人の時間をよくわからない会議のために使っているのだから、最低限何を話し合うのかは事前に伝えてほしいものです。といったところで、会議の招集をしている上司が何を話し合うのか分かっていないので、言っても無駄なんでしょうけど。

と、最後は完全に愚痴になってしまいました。

 

どの会議に出席しても、その場での発言権はないため、一向に出席させられる意図がわからないのですが、その日の業務日報には所感という形で社長には考えを伝えています。

新横浜での1年を通して、私が呼ばれるときはいつも何かしらのトラブルが起きている時に招集がかかっていたので、連日行われる謎の会議も、言ってみれば『トラブル』の一種なのかもしれません。

 

まとめ

仕事は自分の意思である程度選ぶことは出来ますが、上司はなかなか選ぶことができません。ハズレくじを引いた感じなのですが、ちょうどその緊急招集の電話が来たとき、私は久しぶりに帰省したということで実家におりました。そんな緊急の電話を横目に父が、

「使えない上司は目も当てられないけれど、その分普通のお前が映えるんじゃないか」とあまり嬉しくないフォローをしてきました。

そんなこんなで、横浜で入れていた予定をキャンセルし、先方には謝りの連絡を入れ、明日朝一に本部に戻ることとなりました。