通関士の過去問に取り組んでみました

おはようございます、のだめです。

 

過去問に挑戦するにはまだ下準備が出来ていないのですが、試験日もせまってきているので、過去問に触れて直接試験問題に触れて感覚を身につけていかないといけないな、と。

 

通関士とは

通関士をあまりご存じない方のために少し。

 

日本は周りを海に囲まれているので、外国から物を輸入したり、外国に物を輸出したりを頻繁に行っています。外国との輸出入が日本経済を支えていると言っても差し支えないかと思います。

 

通関士は、その輸出入業務において、申告書類の審査と申告、関税の納付を依頼者に変わって行うため、貿易実務のエキスパートと呼ばれています。

 

また、この資格は通関業務を実際に行なっている間のみ効力を発揮するため、日常生活をする上ではあまり役に立ちませんが、貿易に携わる仕事をするなら持っているのといないのとでは、雲泥の差が出るようです。

 

今働いている会社では直接通関業務を行なっていないので、必須ではないのですが、海外から到着した原料を運搬する会社ですので、持っていると何かと役に立ちそうだなと。

 

通関士試験とは

通関士試験は、以下の3つに分類され三科目で試験が行われます。

  1. 通関業法
  2. 関税法
  3. 通関実務

回答は全てマークシート形式なので、これだけみると、「なんだ、意外といけそうじゃん」と思えるのですが、

  1. 各科目6割未満は足切り
  2. 当てはまるもの全て答えよという問題ばっかり
  3. 解なしが存在する
  4. 通関実務を実際に経験していても悩ませるような激ムズ問題が平気で出題される

という、受験者をふるい落とすしかけがこんもりと用意されています。

各科目6割未満足切り

通関業法と関税法等の2科目とも100%の正解率でも、通関実務で50%だと落ちます。

全科目6割以上正解していないと合格しません。

 

正解は1つではない

問題文を読んで、正解にたどり着く際に、最終的に2つに絞られて、「どっちだっけなぁ」と頭を悩ませた経験のある方もいるかと思いますが、この「どっちだっけなぁ」が通用しません。

だいたいは5つから選択するのですが、5つとも正解の場合があるからです。

 

解なしが存在する

そして、全部正解とは逆に正解がないという問題も普通に出ます。

「どっちだっけなぁ」は全く通用しません

 

通関実務は別格

通関業法と関税法等はどちらかというと暗記科目なので、私もわからないなりにだんだんと頻出の論点がわかるようになり、問題集も解けるようになってきましたが、通関実務は別次元です。

 

通関士は、実質1科目(通関実務)と言われるくらい、問題が難化しています。

 

海外とのやりとりが当たり前の日本なので、その取引をする上で曖昧な知識では困る、というのがあるようですが、それにしても難しすぎます。泣きそうです

 

 

実際に過去問に触れてみる

あまり時間がないので、実際に今の自分の知識でどこまで問題が解けるのだろうかと去年の通関士試験を実際に解いてみました。

 

1科目目通関業法

「あれ、分かる」

「意外と・・・解ける」

「どっちだろう・・・にならないくらいスラスラ解ける」

 

とまぁこんな感じで途中引っかかる事なく問題を解き終わりました。

予想外にすらすらと解けてしまったのでビックリでした。

正答率は予想外の95%

「あれ?もしかして通関士って余裕?」

 

2科目目関税法

「・・・これかな・・・?」

「・・・なんだっけ、あ、これか」

「うーん、迷うけど全くわからないわけではないな」

 

とまぁこんな感じで迷いつつもとりあえず全て回答。

正答率75%でした

 

「おぉ〜、60%超えたじゃん!」

 

試験まであまり時間がなく、焦っていたのですが、2科目終えて余裕で足切り点を上回っています。

 

もしかして、天才かしら・・・と思ってしまう私。

 

3科目目通関実務

「うあ、英語・・・」

「(参考資料30ページほどを行ったり来たり)うーん・・・聞いていることはなんとなくわかるんだけど・・・」

「ぐわぁぁぁ、資料が多すぎて分からん」

「やばい・・・さっぱりわからん・・・どうしよう」

 

回答時間終了

「うわ、まじか・・・まだ解き終わってない」

 

と制限時間内に問題を解き終わりませんでした。

正解率は22%

 

「うわぁ、足切りだわ」

 

とまぁ、こんな次第です。

 

通関士とは通関実務なり

実務経験がなくても実務の問題を解けるようにならなくてはなりません。

 

去年の11月から勉強を始めて上の結果なので、どれだけ難しいかを改めて実感することになりました。

 

通関業法と関税法等はこのまま暗記を繰り返すことで正答率を最大限まであげられそうです。

 

通関実務については、過去問をひたすら解きまくって、肌感覚のようなものを身につけないと太刀打ち出来なさそうです。

 

試験当日、台風とか交通機関が全部ストップとかしちゃって、受験者が半減したとしても、足切りが存在する以上もはや関係ありません。

 

残り40日とちょっと。

 

ラストスパートで底上げ頑張ります。

 

それでは、今日も素敵な1日になりますように、のだめでした。