断れない私と、それを見抜いている行商のお兄さん

こんにちは、のだめです。

 

街を歩いていて、見知らぬ人に声をかけられたと思ったらキャッチのお兄さんだったり、アンケート調査に見せかけた販売員だったりと声をかけられたことってありませんか?

 

私は、よく声をかけられます。

 

特に行商人っぽぃお兄さん。

 

用事があるときや、通勤の行き帰りにどうしても駅ビルを横断するのですが、最近、この駅ビルの周辺で夕食の食材を買いに行ったりするときに高確率で声をかけられます。

 

スイーツの移動販売をしているお兄さんで、移動式の屋台のようなものを押して、発泡スチロールに入った冷たいお菓子を歩きながら販売してるんです。

 

私が丸々と太っていて、汗をかいているからか、

 

「どうも〜 お兄さん今日も暑いですよね〜 良かったら、これ一口いかがですか〜」

 

みたいな感じで、知り合いの如く近寄って来て、話しかけて来ます。

 

いつも、イヤホンをつけて音楽を聞きながら歩いているので、気がつかなかったふりをして通り過ぎればいいのでしょうが、

 

せっかく話しかけて来てくれてるのに、無視するのは悪いかなぁという思いも少しだけあって、よほど急いでいないときは、イヤホンを外してしまいます。

 

お兄さんの方は、私が立ち止まると、鴨が来た、とばかりに

 

「今、巷で大人気のスイーツなんですよ。これ若い子に人気です」

 

と言いつつ、見たことのない和菓子を勧められたり

 

「暑いですよねぇ こういう暑い日は、体の中から涼しくなりたいと思いませんか?」

 

「そんなときは、これ!」

 

と言いつつ、寒天ゼリーっぽい和菓子。

 

スイーツなのですが、やたらと私には和菓子を進めてきます。

 

おじさんだと思って、選別してるのでしょうか。まぁ、おじさんなんですけど。

 

「いやー、ちょっと甘いものは苦手なんですよね・・・」

 

と逃げるために嘘をついて言い訳をしますが、

 

「またまたぁ〜 お兄さんが甘いもの苦手なわけないじゃないですかぁ〜」

 

とわりと失礼なことをさらっと言ってくることがありますw

 

せっかくカモが立ち止まったのに、すんなりと引き下がってくれないのは分かっているので、お兄さんが話したいだけ話をさせてあげようと、ウンウン頷きながら相槌を打ってみたりして時間を過ごします。

 

『こいつは買わないやつだな』と早めに見切りをつけてくれればいいのですが、全然収まる気配がなく、

 

「んー、どれもオススメなので、迷っちゃいますよね。コレとコレとコレで、どれにしようか迷ったら、、、全部いっちゃいましょう!」

 

と、買うとは一言も言ってはいないのですが、電卓を取り出して、計算し始めたりと。

 

流石に買う気がないのにあまり長々とするのもまずいと思って、

 

「すみません!ウチ、おこづかい制で、コレ買うと今月もう何も買えないんです。すみません」

 

3つ買って1500円です。どんだけお小遣い少ないんだよって話なんですが、

 

おこづかい制という言葉がお兄さんには共感する部分があるようで

 

「それならしょうがないですよねぇ またお願いしますね〜」

 

と諦めてくれます。

 

で、数日経って、また駅近くのスーパーで夕食の食材を買いに出かけると・・・

 

「いや〜、今日も暑いですねぇ^^」

 

と声をかけられました。

 

同じお兄さんでした。

 

もしかして、自分が忘れているだけで、知り合いなのかも・・・と一瞬思いたくなるくらいフレンドリーに話しかけて来ます。

 

で、上のやりとりに戻るわけです。

 

多分、お兄さんも毎日たくさんの人に声をかけているので、声をかけた人のことなんて覚えていないのでしょうね。

 

6月と7月で合計4回ほど、同じくだりがありました。

 

私の方はお兄さんのことを覚えているので、4回目は本当に知り合いのように話しましたが、結局は買いませんでした。

 

美味しそうなのは、見ればわかるんですが、買ったら買ったで、多分一瞬で食べてしまい、我慢出来なくなるのがわかっているから。

 

街中でこう言った声をかけて物を売る人ってわりと見かけるので、最近はやっているのかもしれませんが、多分お兄さん的にも手当たり次第に声をかけてはいないのはずなので

 

おそらく、こいつなら買ってくれるな、と当たりをつけているはずです。

 

そういう風に思われて声をかけられたとしたら、ますます何だか相手の作戦にハマったみたいで買いたく無くなってしまうんですよね。天邪鬼でしょうか 笑

 

それでは、今日も素敵な1日になりますように、のだめでした。