新規開店したばかりのお店に食事しに行きましたが、残念なところばかりが目立ったというお話。
おはようございます、のだめです。
金曜日に出張から戻り、父親と新横浜で夕食を食べたのですが、その飲食店に行った時に残念な出来事が多発し、美味しい食事が美味しく無くなってしまった、というお話です。
新横浜の駅ビルに6月に新規でオープンしたばかりのステーキ店があり、2人とも
「今日はお肉が食べたいね」
と話していたので、そのお店に決めました。
駅ビルの10階にある洋風仕立てのステーキ店です。
自分たちが入店した時は、まだ18時前で混み始める前だったのですが、お店の人曰く今日は予約が沢山入っているそうで、お店の端っこの方に案内されました。
2980円でお肉料理が色々楽しめるコースを注文しました。
ほどなくして隣にも女性2人組が入店します。
その女性たちもメニューを見て自分たちと同じコース料理を注文。
お店の見取り図は簡単に書くとこんな感じでした。
自分たちは奥から2つ目の席に、その上に2人組の女性。
注文したコース料理が運ばれてきました。
初めはサラダ。
次にお肉の4種盛り。
その次に、ほうれん草とコーンの炒め物。
お酒を飲みつつでしたが、ちょうどサラダを食べ終わるくらいに次のお肉盛りが配膳されて、それが終わる頃に次のお皿が自分たちのテーブルにやってきました。食べるタイミングを見て運んでくれてるのか、と思えるほどのちょうど良いタイミングでした。
「結構美味しいね」
「どれも一口サイズだけど、うん、美味しい」
そんな会話をしていました。
自分たちのテーブルの目の前は、食器やフォーク、ナイフなどを一時的に並べておけるスペースになっており、その前にはスタッフさんがずっと立ち、食器を拭いたりしていました。
お肉の4種盛りとほうれん草とコーンの炒め物が運ばれた辺りから、店内はほぼ満席になります。
普段は基本一人ぼっちで仕事をしているため、こういったレストランに来ることはまずありません。ですので、これが普通だよって言われたらそれまでなのですが、
炒め物が運ばれてきて、そこから次の料理が来るまで40分間、待たされることになりました。
「なかなか次のお肉来ないねぇ」
「テーブル満席だから、大変なんだよ」
という会話をしました。
次の料理が運ばれてくるまでに、気になったことが立て続けに起きました。
自分たちの目の前でお皿を拭いたりしているスタッフのところに、料理を持った女の子が、
「すみません、この料理どこに持っていけば・・・」
「これは、そこ。こっちは、奥の方」
と、ハンディPOSみたいなのを見ながら、指示していきます。
女の子は、料理を持ってくるたびに、お皿拭きのスタッフに場所を確認していました。
そして、別のスタッフは
「ちょっとハンディ貸して」
「ほぃ」
と、ハンディPOSをスタッフから受け取ると、別のテーブルに向かい注文を受けます。
注文を受け終わると、元のスタッフにハンディPOSを返します。
全てのテーブルの注文を見ていたわけでもないので、断定は出来ませんが、スタッフが全員ハンディPOSを持っているのではなく、扱えるのは限られたスタッフだけのようでした。
そんな中、先ほどから料理をどこに持っていけばいいか分からずにいた女の子が自分たちの前に来たので、
「やっと肉料理来たね。おぉ、ローストビーフかな」
「結構待ったね〜30分かかったよ。結構大きいね。美味しいそう」
と話していたら、その女の子スタッフは、自分たちのテーブルの前で後ろを振り向いて、
「お待たせしました。」
と、お肉料理を、隣の女性客に提供します。
「あれれ、自分たちじゃないんだね、残念」
「でも、あんなに大きいなら、食べるの楽しみだね」
と、話していると、その女の子スタッフが、少し小さめのローストビーフのお皿を持って来て、お皿を拭いているスタッフに、慌てているようで話し始めました。
「すみません、先ほどのお肉、間違って渡しちゃいました」
「あー、もうナイフ入れてるから、回収は無理だね。これ、そっちに提供しとくから。戻っていいよ」
というスタッフ同士の会話が丸聞こえ。あまり聞きたくなかったけど、その提供しとくからって言われた料理は自分たちに提供されました。
先ほどのローストビーフと比べても半分くらいしかないので、思わず料理を持って来たスタッフに聴きました。
「これ、一人分だよね?隣と同じ料理でこんなに大きさ違うものなの?」
「当店では重さを図って提供しておりますので、若干見た目が異なることがございます。おひとりさま100gで合計200gですので、2人前となります」
「隣の人も同じコースだけど、あれも200gなの」
「・・・(振り返って確認し、少し時間をおいて)左様でございます。あちら様も200gでございます」
と言われました。
この料理が提供される直前に、出し間違ったスタッフ同士の会話をすでに聞いていたので、あぁこのスタッフさん、勢いで嘘ついちゃったなぁと思いました。
そんな問答をしていたので、隣の女性客も
「間違えちゃったみたいだね」と。苦笑いしつつ食べてました。
お肉自体は割と美味しかったので、あまり駄々こねてもしょうがないなと思いそこでスタッフとの会話は終わりにしました。
次にメインとなる本日のステーキが運ばれてくるのですが、そこからは更に30分待たされることになりました。
その待たされている間に、事件は別のテーブルでおきました。
自分たちよりも2つ離れて座った家族連れの5人組。
ライス大盛りを頼んだのですが、運ばれて来たライスを見て奥さんが
「ちょっと食べるの待って!なんか、このライスおかしい」
と、ご主人と子供にご飯を食べさせるのを止めます。
「普通によそった盛り方じゃない。下の方は固いしちょっと冷たい」
その家族に運ばれて来たご飯はこんな感じでした。
少し離れた自分の席からも、ご飯の盛り方が普通ではないのが分かりました。
「すぐに責任者呼んで来て!」とその席の奥さんが怒鳴ります。
責任者が来て「当店では炊きたてのご飯のみを使用しております」と説明したのですが、奥さんは、
「炊きたてのご飯に、どうして冷たいご飯が混じっているの?これ、炊けてないの?前の残り物のご飯とかを合わせて出してるんじゃないの?そうでもしなきゃ、2皿分くっつけたような盛り方にならないじゃない」
自分たちには2層になった下のご飯が冷たくなってるかどうかは分かりませんが、上の段のご飯と下の段のご飯の色が確実に違っているのは分かりました。
下のご飯が少し青みがかっているというか。
「こんな適当なもの出しといて、よく炊きたてのご飯のみ使ってるって言えるわね!あんたも食べて見なさいよ、下の方冷たいでしょ!」
責任者として呼ばれた人は何も言えず、ただただ謝るばかりでした。
「新しいものと取り替えさせていただきます」
「当たり前でしょうが!」
と奥さんもかなりヒートアップ。
そんなやりとりが終わる頃に、ようやく自分たちのテーブルにメインディッシュとなる、本日のステーキが届きました。
全体的に真っ黒に焦げたお肉でした。
「本日のステーキっていうから期待していたけど、なんだか丸焦げだね」
「ちょっと、ねぇ・・・だけど、お肉自体はなかなかだよ」
そう、お肉自体はまぁまぁ美味しかったですが、本日のメイン料理として提供されるには、ちょっと他にやりようなかったのかなーと思えるような真っ黒くろすけでした。
最後に、パスタとデザートを持って来てもらいましたが、2人ともパスタとデザートを食べ終わる頃にはお腹いっぱいになっていました。
料理と料理の感覚がものすごいあくので、お腹がいっぱいになってしまっていました。
18時前に入店して、食べ終わったのが20時半でした。
普通に提供されていたら、1時間ちょっとで終わるようなコース料理でした。
お店を出て父親と2人で、「美味しかったけど、残念なところが目立っちゃったね。本当に残念」
美味しかったのに、本当に残念なところばかりが目についてしまいました。
オープンしてから1ヶ月。週末の掻き入れ時とは言え、こういう接客をされると、次また行こうとはなりませんよね。
明らかにスタッフが足りていないと感じたのと、接客スキルの偏りがありすぎて、ホールが上手く回っていないのは明らかでした。
間違ったことは間違ったと言ってくれれば、良いと思うのですが、聞こえているにもかかわらずごまかそうとするのは頂けないと思いました。
飲食店はなかなかその日の予約に合わせてスタッフのシフトを作るのは難しいと思うのですが、この日のように確実に足りなくなるのがわかっている状況を作ってしまったのは、残念としか言いようがありません。
今、運送業界に限らず、飲食店も人材確保が厳しいのはわかっているつもりです。
分かってはいるけれど、人が足りないから足りないままでなんとか回すのではなくて、今いる人員をどのように配置をすれば、いまよりも効率的に仕事をすることが出来るのか、人を多く雇えば人件費がかさむのは言われなくても分かります。
なので、人件費を浮かすのであれば、そういう今いる人員に対してどういう教育をすれば少しでも効率が上がるのか、ということが求められて行くのだと思います。
今回は食事で、こう言った残念な場面に遭遇してしまいましたが、自分の会社にも当てはまることなので、同じことをしないように自分の会社が現在本当に効率的な業務手順で仕事を行えているかを改めて考えさせてくれる良い機会になりました。
それでは、長くなりましたが、今日も素敵な1日になりますように、のだめでした。