のだめ、ほうれん草と隠れん坊。

 社会人として会社に就職すると、先輩上司からいろいろと会社の規則だったり、決まり事や、仕事の進め方などのトレーニングがあると思います。

その中で、仕事をする上で、基礎的な部分に当たるのが、ホウレンソウですね。

 

今回のトラブルで、頭の中で悶々としていたときに、自分は今までどうしていただろうか、と振り返りつつ、なんとなくパソコンを流し読みをしていたら、次の記事を見つけて、「やっぱりそうだよな、うんうん」と画面に書いてあることに素直に納得できたので、仕事をする上で、やはり大切な指針となることではないかと、あらためてまとめてみる。

 

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上記の中で、報連相を次のように定義しています。

 

「報告」とは、社長や上司から出される指示に対して、社員や部下がそれに取り組みながら、その途中経過などを報告すること、「連絡」とは、そのことに関係する人たちに自分の意見や憶測を含まず、ファクトの状況を知らせること、「相談」とは、その遂行途中で自分だけで判断することが難しいときに、社長や上司に相談してその考えや意見を聞くこと

 

まさに、その通りだと思います。

 

一人で仕事をしているわけではなくて、誰かとつながっていて、「指示された問題に対して、今ここまで取り組んでいて、こういった結果が出ています」、「このような考えのもとにこの件を取り組んでいます」という途中経過についての報告、進捗が分かれば上司も都度事態を把握することにもつながります。

 

また、プロジェクトがうまく進まないときには早めに相談することで、上司からはこうすればいいのではないか、こういうやり方に変えたらどうかという助言をしてもらう機会が生まれます。

 

しかし、下記のような弊害も指摘されています。

 

とはいえ、確かに困ったときに「相談」ばかりということになれば、いわゆる「指示待ち人間ばかり」になる可能性がなきにしもあらずです。自分で究極まで考えずにちょっと困ると上司に「相談」ということでは、逆に「人材育成」にはなりません。やはり「自分で考えて実行する人間」に育てなければなりません。

 

  ですので、「ここまで実行しましたが、現在行き詰っています。どうしましょうか?」で止まっていれば、それは「相談」になってしまいますが、『人材育成』という面を考えたときに、

 

「ここまで実行しましたが、現在行き詰っています。これを打開するために、現在このような方法を考えて実行しようと思っているのですが、この方法で取り組んでもいいですか?」

のように、相談の面を見せながら、そこからこういった手段に出てみたい、という自分の考えを織り込むことで、『相談しつつ、確認』を上司に行う。

 

そうすることで、上司も事の進捗を把握するとともに、部下の考えを聞きつつ、上司の考えをする合わせることで新たな局面に持ち込むことが出来る、というものです。

 

 

人材育成、という面で考えれば、至極当然の考え方なのかもしれませんが、現在あらためて仕事の進め方ということを考えてみたときに、この『自分の考え』というものを持ち合わせていない人がとても多いように感じます。

 

自分の意見を言うと怒られるんじゃないか、自分の考えの下実行して上手くいかなかった場合に責任を取らされるんじゃないかといったような、変な気負いを持ってしまっているのかもしれません。

 

上司の視点から見れば、大切なのは、「今、何が起きているか」の把握と、「これからどうしていくか」の進展です。

 

上司に、自分の考えをぶつけて、『それでやってみろ』と言われれば、仕事ももっとスムーズに進むのではないかと書いてありますが、まさに自分もこの考えです。

 

この「相談」ではなく、「確認」を取り入れて仕事をしていくことを、ここでは『かくれんぼう』とまとめています。

 

ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)

かく(確認)・れん(連絡)・ぼう(報告)

 

会社によって、どちらがいいのか、はたまたそのどちらも必要とされないのか、様々ですが、私の今の会社では、

 

社長の一喝を恐れていて、報告も相談もできない状態で

何か大ごとが発生したときに、全てが明るみに出て、社長の怒りを買っている図にしか見えていません。

 

先日の一件もまだ落ち着いてはいないのですが、上司も事の本質を認識したときの行動力は、目を見張るものがありましたし、経験がある分、今のところはがけっぷちの状態ではあるけれど、持ちこたえている状態でいられている状態であるともいえます。

 

今の自分にできることは、その上司に進言することではなく、事態を冷静に把握して、考えたことを、正確に報告、そして今後どういった対策をしていくべきか、という提案を社長にすることだと思っています。

 

幸い、現在の社長は劇場型の性格ではありますが、

「全部自分一人でやってきたこともあり、現場をろくに知らないまま今の人材を役員に取り立ててしまった責任も感じている」と、自分にぽろりと本音を漏らしたこともあるので

 

こういった仕事の土台はしっかりと持ち合わせている人だ、ということは分かっています。

 

会社のトップがしっかりとしているうちは、まだまだ新参者で経験も殆ど無く、現場経験もない私ですが、前職でずっと培ってきたおかげでこの感覚が役に立ったことはうれしく思います。

 

前職の経験、知識が活かされることはないと思っていましたが、予想外のところで役になっているみたいです。

 

今後も、ほうれんそうとかくれんぼうはしっかりと行っていこう、と思ったのでした。